Mie Hayamizu photography

写真 と 造形研究ノート 
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2019.06.07 Note 網走橋

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 写真は網走市内にかかる橋の中で一番港に近い網走橋です。

公益社団法人 土木学会のサイトによりますと、
昭和9(1934)年に竣工され80年以上に渡り国道橋として活躍する
北海道内現存最古のゲルバー鈑桁橋とのことでした。
網走支庁管内初の永久橋でもあります。

国土交通省水管理・国土保全局のサイトによりますと
網走川流域では、大正11(1922)年8月洪水等の被害を受け、
昭和9(1934)年から治水事業が本格的に行われてきたとありますので
網走橋の架け替えも事業のひとつだったのでしょうか。

この橋の造形の美しさは理解できても
構造については、さっぱりわからない世界であります。

まずは、鈑桁 (ばんげた)とは何かを調べます。
大手鉄道車両メーカー日本車輌製造のサイト内にある橋の用語集が
写真も掲載されており一番わかりやすかったです。
“アルファベットの”I”の字形に鉄板を組んで、これを主桁とする橋”
を指すのだそうです。 勉強になりました。

コトバンクで「ゲルバー鈑桁橋」を調べましたところ、
“連続梁の支点間に適当にヒンジ(継ぎ目)を入れて、安定した構造とした橋。
地盤沈下などによる荷重を全体に及ぼさないので地盤の弱い場所に有効。
ドイツ人ゲルバー(J. G. H. Gerber)の考案による。
カンチレバー橋ともいう。”のだです。

言葉だけではわかりにくいですが、
コトバンク内に表示している図解を見て理解ができました。

橋を考案したハインリッヒ・ゲルバー
Johann Gottfried Heinrich Gerber(1832―1912)の作で有名なのは、
イギリス・スコットランドのエディンバラ近郊のフォース湾に架かる鉄道橋で
2015年に世界遺産に登録されたフォース橋(フォースきょう、Forth Bridge)です。
建築物好きにはたまらない構造をしております。

写真の赤い橋のたもとは、
エコーセンターと呼ばれる生涯学習センター(北海道網走市北2条西3丁目)の
敷地から見ることが出来ます。 

網走橋って人間に例えると85歳、もうすぐ米寿なんですね。
いつも安全に渡らせてくれて、どうもありがとうございます。

【参考サイト】

公益社団法人 土木学会 公式サイト
土木学会 選奨土木遺産サイト 網走橋
国土交通省水管理・国土保全局 日本の川
日本車輌製造公式サイト 橋の用語集

【参考文献】

国土交通省 北海道開発局
「網走川の治水事業の経過治水計画のはじまり<明治~大正~昭和初期>」

三浦基弘, 前田研一 「フォース鉄道橋の隠された歴史 片持梁と渡辺嘉一」 
土木史研究 講演集Vo.24 2004年 土木学会

【訪れた場所】

網走橋 北海道網走市北1条東1丁目

♯網走 ♯網走橋 ♯北海道内現存最古

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