Mie Hayamizu photography

写真 と 造形研究ノート 
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2018.12.21 Note

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 サンゴ草をご存知でしょうか。
塩湿地に生育するアカザ科の一年性植物で、草丈は10~35センチ。
1891年に厚岸湖(厚岸町)のカキ島で発見され、アッケシソウの名が付いたが、
秋に茎や枝が紅紫色に色づくことからサンゴ草とも呼ばれている
と、辞書にはあります。

北海道出身の直木賞作家、渡辺淳一氏の作品の中には
能取湖のサンゴ草が出てくるシーンがあります。

“「五月から六月頃が一番きれいです。
そのころまた来てください、六月なら雪がなくて、
紅珊瑚がさかりでサロマ湖も能取湖も真っ赤になります。」
海を前にした湖が珊瑚で紅く染まった風景はどんなであろうか、
美砂は本当にもう一度来ようと思う。”(『流氷への旅』より)

実際は、卯原内のサンゴ草が美しく色づくのは
8月下旬から9月中旬頃なのですが、物語ですからね。

網走が舞台となっている他の文学作品を知りたい方は
『網走文学散歩』に素晴らしい作品が紹介されております。
お勧めです。

写真は能取湖卯原内サンゴ草群落。
オホーツクブルーの中に真っ赤な絨毯を敷いたようでとても美しいです。

【参考文献】

網走市教育委員会『網走文学散歩』1999.03.25
渡辺淳一『流氷への旅 氷紋』渡辺淳一全集第8巻 株式会社角川書店 1996.05.27 

♯サンゴ草 ♯能取湖 ♯網走文学

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