Mie Hayamizu photography

写真 と 造形研究ノート 
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2018.12.14 Note

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 考古遺物は、古代の人々の様々な情報を知る手がかりであり、
それまでは工芸品として扱われていたのですが、
近年になり考古遺物を美術の一部として認識する流れが生まれました。
それは、1951年に芸術家の岡本太郎が縄文土器をみて衝撃を受け
翌年に『縄文土器論』を発表したことが始まりと考えられています。

古代の人々が土器や道具に装飾を施したのは
異界と現世を繋ぐための一種の儀礼であると考えられるので、
美術品として眺めることに違和感を覚える方もおられると想像しますが、
例えば、名も無き職人の手から生み出された日常の生活道具に美を見出し
手仕事への愛情を感じ取るという民藝運動のような楽しみ方をするのも、
古代人の造形に精神の美を感じとり崇拝するような感覚を教授するのも
考古世界への入口のひとつとして、あっても良いのではないでしょうか。

写真は東京大学文学部常呂資料陳列館。

【参考サイト】
佐々木勝 縄文の美-岡本太郎とその周辺- 『岩手県立博物館だより』№.111
文化庁「有形文化財(美術工芸品)」
日本民藝協会「民藝とは何か」

♯造形美 ♯網走大曲遺跡出土の縄文土器は美しい

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